内田流短杖術
内田流短杖術
本日、私の所属する「観心塾武友会」の稽古日。
かねてより、楽しみにしていた「内田流短杖術」の稽古をつけていただきました。
「内田流短杖術」とは、
「明治時代,神道夢想流杖道の歴代師範の一人である内田良五郎によって創始された。通称ステッキ術と呼称され,護身術としても重宝されている。現在では神道夢想流杖道の併伝武術の1つとして伝えられている。」
「内田流短杖術は,約90cmの「短杖」と「太刀(木刀)」で行う形武道。杖道と同じく,斬り込んでくる太刀に対して,「突く・払う・打つ」等の技を左右均等に繰り出すことができる。」
という術技で、
・小手 左(こて ひだり)
・小手 右(こて みぎ)
・捨身 (すてみ)
・繰付 (くりつけ)
・後杖 (うしろづえ)
・水月 左(すいげつ ひだり)
・水月 右(すいげつ みぎ)
・斜面 左(しゃめん ひだり)
・斜面 右(しゃめん みぎ)
・拳摧 (こぶしくだき)
・脛摧 (すねくだき)
・入身 (いりみ)
の十二本で構成されています。
警備業の「警戒杖術」は警察庁の「警杖術」をそのまま取り入れていますが、特に「実践操法」は「神道夢想流杖術」や「内田流短杖術」の技が参考にされているようです。
例えば、「警杖術」における「実践操法」の「水月」は「内田流短杖術」の「後杖」と似ています。
この技は、水月付近を逆手で打ち、杖を胸に押し上げ、相手の右手を制し関節と体を制する技です。
警備員は「警戒棒」を使用しますので、短杖の技はとても参考になります。
もし、見てみたいという方は、「神道夢想流杖術」免許皆伝の松井先生出演DVD、「神道夢想流杖術 術技編二」の最後で演武が行われています。是非、ご購入ください。
因みに、私の所属する会は免許皆伝者・神之田常盛先生系列ですので、多少指導内容に相違があるようです。
本日の稽古はさわり程度でしたので、これから本格的に稽古を積む所存です。